FM三重「ウィークエンドカフェ」2009年05月09日放送

今日のお客様は天満浦百人会の松井まつみさん。穏やかなお話の中にも凛としている松井さんの姿、素敵です。天満はいいとこよ~と松井さんは言っています。町の人で知らない顔はほとんどいないそうです・・・。
ずーっとご夫婦で町のためにボランティア活動を頑張っていらっしゃいます。
今はしお学舎とのコラボ天満のみかんとの「夏かん塩」の販売に力を注いでいます!夢古道おわせのバイキングでも天満浦百人会のお料理、楽しんでくださいね。

■まず一番最初の活動は・・・?

お母さんの消費者グループを作った昭和48、49年が石油ショックで、
トイレットペーパーがない、洗剤がない非常に物が不足してました。
そこで、共同購入を考えて、それから住民活動が始まったんです。

それもお母さん30人で生活用品であるとか、食料品、子ども達の体育のユニホーム・・・そんなものも共同で購入してましたね。
今考えると生協の前身ですね。(笑)

当時は大変やったんですよ。
子どもが生まれたてで、
スーパーで並んでトイレットペーパーとか洗剤とか買えんのですわ。
町から少し離れた場所にありますし。

それなら家へ持ってきてもらおう、と。
もちろん安いということが前提ですけどね。
それをね10年やりました。

■今、夢中になっているものは・・・?
人生は楽しい事ばかりでしたよ!(笑)
今はね、この2年はレストランやね。

出店することになってメンバーの成長がね、手に取るように見える。
これが何りより楽しいです!
日々成長していくメンバーが愛おしいといいますか・・・。
私が一番年上ですのでね、
平均年齢は65歳ぐらいですけども
毎日毎日それを見るのが楽しいですね。

ここではね、
半年ぐらいからチーフを決めています。
それはね、なんでかというと私がサボるためですわ(笑)
全責任を私が負うのは大変ですもんで。

私が勝手に今日のチーフを決めます。
毎日開店5分前に朝礼をしまして、
大きな声で挨拶の練習をし、今日の目標を話します。

目標数字が少ないと私からクレームがいきます!
厳しいですよ~。

このチーム制は成功したと思います。
みんながね、自分がチーフの時には準備をして出勤します。
昨日のチーフよりも自分はは2人でも上回っておりたいという気持ちで。
土日は忙しいですから、「私でないとチーフはやれん」というぐらい頑張っている人もありますよ。みんなの頑張りが嬉しいですね。

■天満浦百人会の活動は・・・?

天満浦百人会の活動は幅広く活発です。
青少年育成や、生活改善などなど。
地元の盆踊りを盛り上げたり、イベントも大好きやし。

イベントでは時の食材を活かした竹羊かんやマーマレードの販売もしました。
竹羊かんはは天草と黒砂糖で作った天満地区の伝統的なおやつです。
もっともっとほかの地域の人に知ってもらおうと、天満の名物作りも、頑張っていますよ!

私たちが管理している農園のミカンはね、三重県の安心安全食材にも指定されています。無農薬の安心して食べてもらえる食材なんですよ。

土地の所有者の方が高齢になり、なんとか管理をしてもらえないかということで10年前からお手伝いをしています。そこのミカンを使ってマーマレード・オレンジピールやジュースを作ってレストランのお客様に食べて頂いています。

■コラボレーション・・・?

今は農工商連携ということがありまして、同じ尾鷲にありますモクモクしお学舎と一緒に「甘夏カン塩」を開発しました。
私たちが安全な甘夏ミカンを供給し、しお学舎がミカンを粉にして塩とまぜる。
なんと4月から販売になりました!

今、あらえる料理に夏カン塩をかけてますよ。
レシピを考えるために、毎日食べまくってます。(笑)
焼き鳥にかけて焼くと凄く美味しいとメンバーが言っていました。

■天満浦ってどんなとこ・・・?

自然に囲まれた美しいところ。絶景ですわ。
尾鷲節にでてきます尾鷲湾と、
甘夏ミカンのふるさと、天満のミカン山を映したもの。

今、ミカンの花も咲いているんですが、
天満浦から見るミカン山と島、海が天満を代表する景色です。

私は天満の6月の景色が非常に好きですね。
天満ということろは船だまり、築港がありまして、6月は漁船が何十隻もとまっているんですけど、それがこう船だまりにうつりまして・・・。
それが、非常に気に入った景色なんです。
梅雨の景色と言いましても6月の初めごろは雨も降りませんし、暑いですけども結構カラっとした気候なんです。
そこの朝の景色、天満の景色の中では大好きですね。

■松井さんの笑顔のもとは・・・?

私は平成元年から民生委員を18年させて頂きました。
地域の皆さんとのかかわりの中で地域を明るくしていこうというような活動でして、この活動にのめりこみまして。

ホントに私の人生で保険会社に就職したこと、
市民と関わったこと、
地域の皆さんと民生委員を通じて知り合いになれたということ、
レストランを通じて今度は尾鷲の人やなしに、県内外の人に毎日毎日会えること。
この4つが私の人生に貴重な恩恵をもたらしていますね。
それとうちのメンバーですね。
これが楽しいですね。いつも笑顔で!